感応式信号で先頭車両が停止線よりだいぶ後ろで待っていると、いつまで待っても信号が変わらないということがあります。
今回は感応式信号について少し説明したいと思います。
1枚目の画像のように感応式信号と書いてある場合もありますが表示義務はありませんので必ず書いてあるわけではありません。
感応式信号とは時間で信号が変わるのを管理しているわけではなく、片側の交通が少ないような交差点の信号待ちで、交通が少ない方に車が待っている時だけ信号が変わるようにするものです。
そのため2枚目の画像の超音波センサーで車が信号待ちをしていると感知してもらわなければいつまで待っても信号が青にはならないことがあります。
超音波センサーは停止線の手前の位置を照射していますので停止線の手前でスペースを空けすぎると超音波センサーに感知してもらえません。
ペーパードライバー講習の際も慣れない時は停止線のだいぶ手前で停まってしまう方がいらっしゃいます。
運転席から停止線が見えていてさらに線を踏まないようにスペースを空けてしまうと実際には停止線からかなり後ろに停車していて超音波センサーに感知されません。
停止線のギリギリ手前で停車すると運転席から停止線は見えません。
とはいえ、停止線を越えてしまったり車の先端が被ってしまうと違反になりますし、横から自転車や歩行者が出てくると危険ですので停止線の50cmから1mぐらい手前で停まれるといいかと思います。
普通車の場合は右のサイドミラーの下に停止線があるとちょうどいいなど言われることもあります。
しかしフロントが長いタイプや短いタイプ、車高が高かったり低かったりと、運転する車によってその目安は変わりますので目安に頼るのではなくちゃんと停止線で停まれる実力を身につけましょう。
ペーパードライバー講習中に「もっと前です」と前を空けすぎている時に指摘することが結構ありますが停止線でちゃんと停まるにはどうすればいいのでしょうか?
まず停まる前に停止線の位置をしっかり確認して停止線までの距離を把握します。
そしてブレーキでスピードを落としながら落としたスピードでの移動距離をだいたい計算して停止線までの距離を判断します。
ワゴン車などで前方が見えるミラーがついていれば停止線と合わせるのは簡単ですがセダンタイプの車などでは慣れるまで難しいかもしれません。
前方の感覚は狭い駐車場などで前がぶつかりそうな時などにも役に立ちますよ!
ペーパードライバー講習に限らず運転の練習をする際はこういう部分まで練習してみるといいかもしれません。